甲状腺

自覚症状は様々です

甲状腺ホルモンは、一般の健診項目や
血液検査には含まれていないことが多く、
甲状腺疾患を疑って検査しなければ、
なかなか発見できません。
早めに検査することで、
早期の治療につなげることができます。

甲状腺とは?

甲状腺は喉仏の下にある蝶の形をした
器官で、代謝を調整する甲状腺ホルモンを
分泌しています。
脳の下垂体という部分から分泌される
甲状腺刺激ホルモン(TSH)が、
甲状腺を刺激して、
甲状腺ホルモン(T4、T3)
の分泌を促します。

病気の特徴

甲状腺ホルモンの過剰や不足によって、
様々な症状が現れます。

  • 甲状腺ホルモンが過剰になる病気
    (バセドウ病、甲状腺炎など)
  • 甲状腺ホルモンが不足する病気
    (橋本病、甲状腺手術後など)
  • 甲状腺の腫瘍(良性・悪性)
  • バセドウ病
    自己免疫疾患の一つであり、
    甲状腺ホルモンが過剰に産生される
    ことで、動機、頻脈、発汗、
    暑がり、下痢、体重減少、手足のふるえ、倦怠感、
    不整脈・心不全などの症状が現れます。
    内服治療、アイソトープ治療、
    手術治療の3つの治療法があり、
    患者さまの状態、状況に合わせて
    選択していきます。
  • 橋本病
    甲状腺に慢性に炎症が起きる病気で、
    慢性甲状腺炎とも言われます。
    原因は自己免疫の異常であり、
    女性の割合が多いです。
    むくみ、皮膚の乾燥、脱毛、寒がり、
    食欲低下、便秘、体重増加、やる気の
    低下などの症状が現れます。
    また、甲状腺機能低下の状態で
    妊娠した場合、流産や早産のリスクが
    高くなるため、
    最近は不妊治療や
    妊娠をきっかけに診断される場合も
    増えています。
    甲状腺機能低下症になっている場合は、
    甲状腺ホルモ
    ン薬を内服して
    治療していきます。
  • 甲状腺腫瘍
    健診で初めて指摘されることもあり、
    自覚症状がほとんどありません。
    触診、血液検査、
    超音波検査などで
    良性か悪性かを鑑別していきます。
    良性腫瘍は経過観察となることが
    多いですが、
    サイズが大きい場合は
    手術療法をお勧めします。
    悪性腫瘍の場合は基本的に手術療法
    となります。
  • その他
    亜急性甲状腺炎や無痛性甲状腺炎
    といった
    甲状腺炎、
    機能性甲状腺結節など
病気の特徴

検査

血液検査と超音波検査により、
診断が可能です。
状態によっては、シンチグラフィーや
細胞診の追加が必要となる場合もあり、
その都度ご説明させていただきます。

検査