マンモグラフィとは、乳房専用のレントゲン撮影のことで、
非常に早期の乳がんの重要なサインである「石灰化」を鮮明に写しだせるため、
まったく自覚症状がない初期の乳がんでも発見できる、とても優れた検査です。
検査の際は、乳房をはさみながら圧迫して伸ばして撮影します。
乳房を薄く広げることで、少ないレントゲン量で、鮮明に写すことができます。
当院での乳がん検診では、マンモグラフィを中心に、エコー(超音波)、
触診を組み合わせて検査を行なっています。
マンモグラフィ検査は痛いと思われている方も多いかと思います。
実際に過去に検査を受けて痛い思いをされた方もいらっしゃるかもしれません。
従来のマンモグラフィは、機械的に一定の強さで乳房を押さえるため、
圧迫の強さの微調整が難しく、必要以上に強く押さえてしまう傾向が見受けられました。
これらの問題を改善するべく、当院では最新型のマンモグラフィを導入しています。
できるだけ患者さんの痛みを少なくし、かつ鮮明に写せるよう、
乳房をはさむ強さを、医師が手動で微調整しています。
そして6秒程度の圧迫時間で、検査は終了となります。
最新がん統計によると、日本人女性が生涯で乳がんに罹患する確率は、
9人に1人と言われており、罹患率・死亡率ともに年々増加してきています。
定期的な検診により、早期に発見することが何より大切です。
当院では、1年に1回、場合によっては、半年に1回の検診をおすすめしております。
ぜひあなたも、定期検診で安心を手に入れてください。